結論:膨張タンクは、水を加熱したときに増える体積分を受け止めるために設ける設備です。
この記事で分かること
- 水が温められると何が起こるか
- 膨張タンクが受け持つ役割
- 試験勉強で押さえたい説明の組み立て方
給湯設備の用語は、機器の名前だけを覚えるよりも、「どの変化に対応する設備か」をつなげて理解すると覚えやすくなります。膨張タンクでは、水の温度変化と体積変化に注目しましょう。
膨張タンクが必要になる出発点
温水配管では、管内の水は温度が上昇すると体積が膨張します。メーカーの用語説明では、この増加した量を吸収する水槽が膨張タンクと説明されています。なお、この説明の対象は温水暖房配管です。(出典1)
要点:水を加熱する → 水の体積が増える → 増えた分を受け止める、という順番で考えます。

給湯設備ではどう捉える?
国土交通省の建築設備設計基準には、給湯用膨張・補給水タンクの容量は、装置内全水量に対する膨張量および補給水量に基づいて算定するとあります。また、密閉形隔膜式膨張タンクも、装置内全水量に対する膨張量に基づいて算定するものとされています。(出典1)
ここで覚える中心は、給湯用の膨張タンクも水の膨張量を考慮する設備だということです。容量を暗記する記事ではなく、なぜ必要かを説明するための土台として押さえましょう。
覚え方:「膨張」は水が増えた状態、「タンク」はその増加分を受け止める場所、と言葉を分けて考えると整理しやすくなります。

自作の確認問題で整理しよう
確認問題:給湯設備で膨張タンクを用いる理由を、短く説明してみましょう。(一次資料)
確認のポイント:「加熱による水の体積膨張」と「増加分を受け止める」という二つをつなげられれば大丈夫です。JCTCは2級管工事施工管理技術検定の試験問題・正答肢を公開していますが、本記事の調査では膨張タンクに関する特定の設問は確認していません。(出典1)
施工や設計の判断では注意すること
タンクの容量計算、設置位置、圧力設定、接続方法は、この記事だけで判断しないでください。個別の工事では、設計図書、承認施工図および使用製品の最新施工要領書で確認する必要があります。(出典1)
よくある質問
Q1. 膨張タンクは水をためるだけの設備ですか?
水を温めたときに増える量を受け止める役割に注目して理解しましょう。給湯用では、装置内全水量に対する膨張量を考慮して容量を算定します。(出典1)
Q2. 容量の計算方法まで覚えるべきですか?
まずは必要となる理由を理解することが先です。具体的な算定や製品選定は個別設計に関わるため、設計図書および使用製品の最新施工要領書で確認します。
Q3. 試験で過去に出題されていますか?
本記事で確認した公開資料からは、膨張タンクに関する特定の設問は確認していません。出題実績を決めつけず、基本原理として学習しましょう。(出典1)
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