結論:クリティカルパスとは、プロジェクトの完了時期に影響を及ぼす一連の工程です。そこにある作業の進み具合を見落とすと、全体の予定に影響が広がるおそれがあります。
この記事で分かること
- クリティカルパスの基本的な意味
- 工程管理で重点的に確認する理由
- 試験勉強で押さえたい考え方
クリティカルパスは「完了時期に影響する作業のつながり」
工程管理とは、工事を予定どおりに進めるために、作業の順序や進み具合を管理することです。国土交通省は、プロジェクト完了時期に影響を及ぼす一連の工程をクリティカルパスと呼び、重点的な管理が必要だと説明しています。(出典2)
大切なのは、作業を一つずつ孤立して見るのではなく、「次の作業とどうつながるか」を考えることです。複数の工程は関係し合うため、ある工程の遅れが関連する工程へ連鎖し、完成の遅れにつながる可能性があります。(出典2)
試験で押さえる要点
- クリティカルパスは、プロジェクト完了時期に影響を及ぼす一連の工程
- クリティカルパスは、重点的に管理する必要がある
- 工程の変動により、新たなクリティカルパスになる場合がある

なぜ重点管理が必要なのか
全ての作業の遅れが、同じように全体工期へ影響するとは限りません。しかし、完了時期に影響するつながりに遅れが生じれば、後に続く工程にも影響する可能性があります。だからこそ、クリティカルパスを意識して進捗を確かめます。(出典2)
また、クリティカルパスはいつも同じとは限りません。複数の工程が遅れたり早まったりすると、それまでクリティカルパスではなかった工程が、新たに該当する場合もあります。(出典2)
覚え方:「クリティカル=完成日に効く道筋」と考えると整理しやすくなります。作業名だけを暗記するより、遅れが次の工程へつながる場面を思い浮かべましょう。
2級管工事施工管理技士の勉強ではどう理解する?
2級管工事施工管理技術検定の第一次検定では、施工管理法として、工程管理を含む施工の管理方法に関する基礎的な知識が検定基準に含まれています。(出典1)
このため、まずは「クリティカルパスは何か」を短く説明できるようにしましょう。この記事ではネットワーク工程表の計算には広げず、工程のつながりと、完了時期への影響を理解することに絞ります。
自作の確認問題
問:クリティカルパスを確認する主な目的として、最も近い考え方は何でしょうか。
答えの考え方:プロジェクトの完了時期に影響する工程を把握し、重点的に管理することです。用語の定義と「なぜ見るのか」をセットで覚えましょう。(出典2)
現場での注意:個別の工事でどの作業がクリティカルパスになるかは、作業順序、期間、制約条件などで変わります。実際の施工判断は、設計図書・承認施工図および使用製品の最新施工要領書で確認してください。
よくある質問
Q1. クリティカルパス上の作業が遅れると、必ず工期は遅れますか?
完了時期に影響を及ぼす一連の工程として管理する考え方です。ただし、実際の影響は工程の変動や各工事の条件によって確認します。(出典2)
Q2. クリティカルパスは途中で変わりますか?
変わる場合があります。工程が遅れたり早まったりすると、新たなクリティカルパスになる工程があると国土交通省資料で示されています。(出典2)
Q3. 試験勉強では何を先に覚えるべきですか?
まず「完了時期に影響する一連の工程」と「重点管理が必要」という二点です。第一次検定では工程管理を含む施工管理方法の基礎知識が検定基準に含まれます。(出典1)
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