結論:マンションの排水立管は、器具排水管や排水横枝管からの排水を排水横主管へ導く役割を持つ管です。通気管や集合管とは役割が異なり、建物によって構成も変わるため、分けて理解しましょう。(広島市「排水設備のてびき」)
この記事で分かること
- 排水立管の基本的な役割
- 横枝管・横主管とのつながり
- 通気と集合管を混同しない見方

排水立管は排水経路のどこにある?
広島市の用語集では、排水立て管を、器具排水管や排水横枝管からの排水を排水横主管へ導くものと説明しています。まずは、枝側から受けた排水を横主管へ渡す関係をつかみましょう。(広島市「排水設備のてびき」)
- 器具排水管・排水横枝管:排水立管へつながる側
- 排水立管:受けた排水を排水横主管へ導く管
- 排水横主管:排水立管から排水が導かれる先
これは広島市の技術資料にある用語説明です。全国すべてのマンションが同じ系統構成になることを示すものではありません。(広島市「排水設備のてびき」)
排水と通気をセットで考える理由
通気とは、排水に伴う配管内の空気の流動を円滑にするための考え方です。国土交通省の官庁施設向け設計基準に、この役割が示されています。(国土交通省「建築設備設計基準 令和6年版」)
同基準では、排水立て管の上端を延長し、伸頂通気管として大気に開放する構成も示されています。伸頂通気管とは、排水立て管の上端を通気のために延長した部分です。(国土交通省「建築設備設計基準 令和6年版」)
注意:この基準は官庁施設の実施設計に用いられるもので、すべての民間マンションに直接適用される法令ではありません。必要な通気方式は、設計図書および使用製品の最新施工要領書で確認してください。(国土交通省「建築設備設計基準 令和6年版」)
排水立管と集合管は同じものではない
集合管とは、メーカーが提供する排水用構成品の一種です。集合管が採用される場合でも、「集合管」と「排水立管」は同じ言葉ではありません。
クボタケミックスの公式製品ページでは、同社製品のラインアップとして、集合管、コンパクトLベンド、片受RJ塩ビ立て管が別の構成品として列挙されています。(クボタケミックス「カンペイビニル集合管」)
ここを混同しない:この記述はクボタケミックスの該当製品に限った構成例です。集合管の有無や種類、材質、接続方法を、他社製品やすべてのマンションへ一般化することはできません。設計図書および使用製品の最新施工要領書で確認してください。(クボタケミックス「カンペイビニル集合管」)
資格学習では何を押さえる?
JCTCの公式「試験問題/正答肢」ページには、令和8年度2級管工事施工管理技術検定の項目が掲載されています。ただし、今回確認できた根拠は試験情報の掲載までであり、排水立管や集合管の出題実績は特定できません。そのため、この記事では「過去問で問われた論点」や「頻出論点」とは扱いません。(JCTC「試験問題/正答肢」)
今回の資料から整理できる3点
- 排水立管は、枝側からの排水を横主管へ導く
- 通気方式は建物ごとに確認する
- 集合管と排水立管を同じ言葉にしない

自作の確認問題
問題:今回の資料で確認できる排水立管の役割は何でしょうか。
答え:器具排水管や排水横枝管からの排水を、排水横主管へ導くことです。流れの前後にある管の名称とセットで整理しましょう。(広島市「排水設備のてびき」)
現場の条件は資料で確認する
本記事で参照した広島市の用語集、国土交通省の官庁施設向け設計基準、メーカーの製品ページだけでは、民間マンション一般の管径、勾配、支持間隔、排水能力、試験条件、防火区画貫通仕様、遮音仕様、通気方式の選定条件を一律に決められません。(広島市「排水設備のてびき」、国土交通省「建築設備設計基準 令和6年版」、クボタケミックス製品ページ)
実施工に関わる条件は推測せず、設計図書および使用製品の最新施工要領書で確認してください。
よくある質問
Q1. 排水立管と排水横主管の違いは?
今回の用語説明では、排水立管は枝側からの排水を導く管で、排水横主管はその排水が導かれる先です。建物全体の系統は設計図書で確認してください。(広島市「排水設備のてびき」)
Q2. すべてのマンションで集合管を使いますか?
今回の資料から、すべてのマンションが集合管方式だとは判断できません。メーカー資料は該当製品に限定して読み、採用の有無は設計図書および使用製品の最新施工要領書で確認してください。(クボタケミックス「カンペイビニル集合管」)
Q3. 排水立管の管径や支持間隔は暗記すればよいですか?
今回確認した一次資料には、すべての民間マンションへ一般条件として示せる管径や支持間隔の数値はありません。数値を推測せず、設計図書および使用製品の最新施工要領書で確認してください。(広島市「排水設備のてびき」、国土交通省「建築設備設計基準 令和6年版」、クボタケミックス製品ページ)
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